株は損しそうで怖い。投資はギャンブルだから儲けるのは一部の人だけ。
そういった印象を持つ方は多いと思いますし、私も以前はそうでした。
ですが、正しい知識を持ち、やり方を間違わなければ、株式投資は安全と言えます。
本記事では、皆さんの株式投資への恐怖心を取り去り、安心して資産運用ができるよう、株式投資の安全性について解説します。
株そのものについての説明はこちらの記事もご参考ください。
https://egg-of-fire.com/whatiskabu/
株は”伝統的資産”
世界初の株式は1553年に発行されたと言われており、その歴史は約470年続いています。
今や世界中の会社が「株」で資産調達し、世界中の投資家たちは「株」を保持しています。
また、「株」の取引きは証券会社などによって管理され、投資家を保護する法律も整備されています。
「株」は”伝統的資産”とも呼ばれており、「株」は現金以外で資産を保持する最も信頼性がある方法、といっても過言ではありません。
株のリスクと回避法
「株」という形で資産を持つことにはリスクもあります。
例えば以下のようなリスクです。
- 会社の業績が悪くなり株価が下がってしまう
- 会社が不祥事を起こして株価が暴落、最悪の場合は倒産して株価がゼロになる
- 使う時は現金化する必要がある(買い物などに株を直接使う事はできない)
- 株価が割高のときに買ってしまう
ですが安心してください。これらのリスクは長期・分散・積立の3つのルールを守ることで回避することができます。
- 長期
株価は短期的に見ると上がったり下がったりしますが、経済成長や物価上昇などと連動するものなので、世界全体の経済が発展していく限り、長期的には必ず上がります。
但し、その長期とは5年、10年、15年というスパンです。(長ければ長いほどリスク回避できます)
そのため十数年先まで使う予定の無い余剰資金を株式投資に回すことが重要です。 - 分散
特定の会社の株だけを持つと、その会社の株が暴落したときのインパクトが大きいですが、多くの会社の株を少しずつ持っておくことで、インパクトは薄くなります。
自分で個別株をたくさん買おうとすると大量の資金が必要ですし、管理が大変なので、少額から取り組める”投資信託”などを利用するのがおススメです。
投資信託を活用することで世界全体の株に分散して投資することができます。 - 積立
前述した通り、短期的に見ると株価は上下するので、たまたま株価が高いときに買ってしまう事もありますが、積立するようにタイミングを分けて少しずつ買うことで、上下している株価の中間に近い価格に落ち着いていきます。
ですが長期で見ると株価は上がっていくので、長期・分散のルールよりは優先度は下がります。
現金は安全?
現金を持っていた方が安全と考える方もたくさんいらっしゃると思いますが、実は現金を持つ事もリスクです。
日本ではこれまで長期間物価が上がらず、むしろ下がっている状態だったので、日本人は意識が薄いですが、正常な経済のなかでは物価は毎年2~3%ほど上昇していきます。
物価が上昇するということは、例えば5%の上昇だと100円のものが105円になります。
今まで100円で買えたものが買えない、つまり現金の価値が下がっているという事になります。
数か月、数年以内に使う予定の現金を貯金しておく必要はありますが、現金をそのまま持つことは資産が少しずつ減っていくリスクを負っているという事は忘れないでください。
海外では、物価上昇率が数十%だったり、なかには100%を超える国もあります。
物価上昇率が100%という事は、1年で現金の価値が半分になるという事です。日本のような先進国では、そこまで大きい物価上昇は無いと思いますが、現金も安全ではない事がわかると思います。
参考リンク:https://www.globalnote.jp/post-7889.html
まとめ
伝統的資産である「株」は、使い方を間違えなければ現金よりも安全な資産と言えます。
ただし使い方を間違えるとギャンブルになってしまい、大金を失ってしまう可能性もあります。
長期・分散・積立のルールを守って投資するのは退屈に感じる人もいると思いますが、それくらいが安全な資産運用をしている証拠です。
少しでも安全な投資で、確実にFIREを目指しましょう!
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