みなさんは「立会外分売」「立会外トレード」「ブロックトレード」などの言葉を知っていますか?
通常とは異なる株の売買方法を示す言葉ですが、ブログ主も投資を始めてこの言葉を最初に聞いたときは、全く意味が分かりませんでした。
投資を始めると専門用語がいろいろ出てきて、恐くなってやめてしまう人も多いですが、仕組みは簡単なので言葉が分からず資産形成をやめてしまうのはもったいないです。
この記事では「立会外分売」などの言葉の意味について解説しますので、ぜひ最後まで読んで頂ければと思います。
「立会外分売」とは?
立会外分売の説明の前に、通常の株の売買について少しだけ説明します。
既にご存知の方も多いと思いますが、土日祝日や年末年始を除く、午前9時~11時半、午後12時半~15時半の間に、株の売買は行われます。
これらの時間は証券取引所の方の立会によってリアルタイムに売買が行われる事から立会時間と呼ばれます。
もうお分かりかと思いますが、この立会時間外に行われる取引を「立会外分売」と言います。
立会外というと悪い取引をしているように聞こえますが、株価の下落を抑えつつ、売り手と買い手の両方にメリットがある、ちゃんとした正式な取引なのです。
どういう事なのか解説します。
株の価格は需要と供給によって変動する(買いたい人が多いと価格が上がり、売りたい人が多いと価格は下がる)ので、立会時間内に大量の株を短期間に売却すると、株価がどんどん下がり、思ったより低い価格で株を手放す事になってしまったり、買い手が付かず売れ残ってしまう可能性もあります。
一方で「立会外分売」の場合、数パーセント割り引いた状態の固定価格で売買するので、売り手側は立会時間に売買するのと比較して高い価格で売却でき、買い手側としても割引価格で購入できるので、両方が得をする方法という事になります。
また、立会外分売は買付手数料が無料なので、買い手側としては株価割引と手数料削減という2つのメリットが受けられます。
ここまではメリット面を伝えてきましたが、デメリットもあるので注意が必要です。
まず、売買する時間帯が限られています。
細かい時間は証券会社によって異なりますが、分売実施日の前日夕方に、その日の終値をもとに分売価格が決定し、そこから翌日朝8時頃までが注文可能な時間になります。
1週間程前に立会外分売の通知が来るので、その時点で分売実施日の夜の予定をブロックしておく必要があります。
また、立会外分売で購入した株は、即日売却する事も可能です。
そのため、立会外分売によって割引価格で購入し、すぐに売却することで数パーセントの儲けを出そうとする人がたくさん出てきます。
これにより株価が大幅に下がり、立会外分外で購入した価格を下回ってしまう場合もあるので注意が必要です。
「立会外トレード」とは?
立会外分売と似た言葉に「立会外トレード」があります。
この言葉を聞いたことがある方は、おそらくSBI証券の利用者だと思いますが、「立会外トレード」とはToSTNeT-1(トストネット)を使った売買立会時間外の取引方法のことで、SBI証券が提供しているサービスです。
ちなみにToSTNetとは、東京証券取引所が立会時間外の売買を行うための、電子取引ネットワークシステムです。
個人投資家が直接使用できるようなシステムではなく、立会外トレードのように証券会社等を経由して使用する事になります。
立会時間外に大量の株の取引きを行うという仕組みは立会外分売と同じで、メリットやデメリットも立会外分売と同じになります。
「ブロックトレード」とは
「ブロックトレード」も立会時間外に大量の株の取引を行う仕組みの事です。
ですのでメリットやデメリットも立会外分売と同じです。
では何が違うのかというと、それは目的です。
立会外分売は、新規の株主を増やしたり、市場に流れる株数を増やすことで流動性を向上させる目的で行われます。
そのため、1顧客あたりが購入できる最大株数が制限されている場合もあります。
一方でブロックトレードは、単純に市場に与える影響を抑える目的で行われます。
そのため、1顧客あたりが購入できる株数に制限が掛かることは、あまりありません。
まとめ
本記事では「立会外分売」「立会外トレード」「ブロックトレード」について解説しました。
投資を始めたばかりのときは、「立会外分売のお知らせ」という通知が来て、何の事!?と分からず放置している方や、恐くて投資をやめてしまう方もいらっしゃると思います。
立会外分売の内容を理解したうえで、気になっていた企業の株が立会外分売に出されていたら取引に参加してみよう、とか、デメリットが大きそうだからやめておこう、など、この記事を読んで皆さんが少しでも深い取引が出来れば幸いです!
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