「複利」について理解しよう!

投資の知識

この記事では「複利」について超絶シンプルに分かりやすく解説します。
知ってるよという方も、おさらいとして読んで頂けると嬉しいです。
複利のすごさを理解し、お金持ちへの第一歩を踏み出しましょう!

複利とは?

シンプルに説明すると、利息に対しても利息が付くことを「複利」といいます。

これだけではイメージが湧かないと思うので、例を挙げて説明します。
皆さんは銀行にお金を預けると利息が付くことはご存知だと思いますが、この利息も「複利」です。

例えば、1年で1%の利息がもらえる銀行に10,000円を預けたとしましょう。
その場合、1年後は10,000円に対する1%の利息として100円もらえるので、残高は10,100円になります。当然ですよね。

そしてもう1年経つと、10,100円に対する1%の利息として101円もらえるので、残高は10,201円になります。
まぁこれも当然だろ、と思われるかもしれませんが、これが「複利」です。
下の表は10年後まで計算したものですが、1年目は100円しかもらえなかった利息が、10年後には約110円の利息がもらえる状態になっています。

 

複利の何がすごいのか?

誰でも名前を聞いたことがあるアインシュタインは、複利のことを「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と絶賛したと言われています。

なぜアインシュタインがそこまで絶賛したのかはどこにも解説されていませんが、複利のすごさは時間味方に付けたときの効果が絶大すぎるところにあります。

下のグラフは、最初に300万円投資(その後30年ほったらかし)する場合と、毎年10万円ずつ30年に分けて投資する場合とで、投資タイミングを2パターンに分け、利息についても5%と0.02%でパターン分けして、計4パターンでシミュレーションした結果を示したものです。

青色のグラフは、利息5%で最初に300万円投資して30年待つパターンですが、金額は1200万円を超えています。
これ自体驚くべきことですが、もっと驚くべきは、投資のパターンによって30年後にこれだけの違いが出るということです。これが複利のすごさです。

 

利息のパーセンテージも大切

先ほどのグラフでは、利息が5%と0.02%のパターンを示しました。
実はこの5%というのは、株式への投資で得られる現実的な数字です。
そして0.02%は、銀行にお金を預けることで得られる利息に近い数字です。

銀行の利息も複利ではありますが、先ほどのグラフを見ても分かる通り、最初に300万円を預けた場合(緑色のグラフ)でも、30年後ほとんど変化はありません。
時間を味方に付けることも大事ですが、利息のパーセンテージもある程度は必要ということです。

 

新NISAとの関係

株式投資によって5%の利息を得ることが現実的と言いましたが、なんとこの株式投資で得た利益には、約20%の税金が掛かります。(銀行の利息にも同じように税金が掛かります)

なので先ほどの青色のグラフだと、300万円投資して1200万円以上になったので、約900万円の利益が出ていますが、約20%にあたる180万円ほどが税金として引かれてしまうのです。
せっかく頑張って300万円投資して30年も待ったのに、180万円も税金で引かれてしまうなんで、悲しすぎますよね。。。

ですが「新NISA」を活用すると、利益に対する税金が一切掛からなくなります
投資上限金額や、投資対象商品など、ルールはある程度ありますが、かなり好待遇な制度です。

単利との違い

単利という言葉もありますが、複利との逆で、利息に利息が付かないことを言います。

例えば「株主優待」は単利の考え方にあたります。
聞いたことがある方も多いと思いますが、株主優待とは、ある企業の株式を持っていれば、その企業が出している商品を定期的にもらえたり、もしくは無料券やクーポン券をもらえる、というものです。

100万円の株式を持っている人(株主)に対して、毎年5万円分の無料券を配布してくれる企業に投資した場合、5%の利息を得られると言えます。
しかし、この利息は無料券として受け取るもので、保有している株式に変化は無いので、「単利」で利息を受け取っていることになります。

株主優待にも良いところがたくさんあるので否定しているわけではないですが、利息の考え方が異なるとういことは、意識しておくと良いと思います。

 

まとめ

複利とは利息に利息が付くこと、という複利の定義や、複利のすごさについて解説しました。
お金持ちになるために、投資をしていくために、必要な基礎知識の1つなので、この記事で皆さんの理解が深まると嬉しいです。


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